そうだ 京都、行こう(前篇)
連日暑い日が続いておりますが皆様、お元気でしょうか。
私は例年のごとく夏場の体調不良、真っ盛りです(笑)
先週末、予定の合った友人と急遽、京都へ行ってきました。
(出発の3日前に決まってホテルと新幹線をとるという超弾丸)
えぇ、殺人的暑さの京都に…(重要)
夏場にも何回か京都に行っているので、あの盆地特有の暑さを知ってはいたのですが、本当にキツイ。(東京に戻ってきて「暖かい、いやちょっと涼しいくらいかな?」って錯覚するレベル)
スポドリ飲んで途中から日傘も差したのに熱中症になりました(笑)
一緒に行った友人はピンピンしてて本当に謎。
夏場に行かれる方、対策は十分にしてから行ってくださいね!
着いてまず向かったのが京都御所。
幕末大好き人間としてはビビッときてしまう「蛤御門」から。
そして今年から一般公開がスタートした京都迎賓館へ。公開されなければ足を踏み入れることもないであろう迎賓館。
全部が全部一級品ばかり!日本の職人さんの繊細な技が輝いていました。
なかでも一番驚いたのが、下の写真。「截金(きりかね)」という技法でデザインされた舞台扉。
これ、1本1本を筆に乗せながら貼っているのです。その細さ、なんと幅0.2~1mm。仏像装飾にも使われる技法だそうです。
イグサの良い香りがする桐の間
次に向かったのが「南禅寺」
歴史の教科書に必ず出てきますが、京都五山・鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつ寺院です。
(ちなみに南禅寺周辺は湯豆腐が有名。冬に来た時に食べたいな!)
もう京都は修学旅行含めると7回以上来ているはずなのに、今まで一度も南禅寺に行ったことがなかった私(笑)
この水路閣が見たかったのです!!完成は明治23年、琵琶湖の湖水を京都の街へと運ぶためにつくられました。
南禅寺境内を右奥の方に進んでいき木が生い茂る空間のその奥に現れる大きな水路閣は、レトロな雰囲気が漂う空間。着物で京都観光をする時には良い記念写真が撮れますね。
ちなみに南禅寺では三門にも登ってきました。後には法堂が、その反対側には市内を望むことができます。
その後は友人のリクエストにより「銀閣」へ。
そこでまさかの夕立と遭遇…(´Д`;;)
久しぶりにあんな土砂降りの中を歩き、軒先をお借りするという経験をしました(笑)
ちなみに南禅寺から銀閣に向かう時にタクシーを使ったのですが、そこでタクシー運転手の方から聞いた話によると、欧米の方や国内のデザイン関係のお仕事をしている方は銀閣に行くそうです。
京都と言うと金閣のイメージが強い方もいらっしゃるかと思いますが、デザイン関係のお仕事をしている方は黄金に輝く金閣よりも、わび・さびを感じることができる銀閣を好きな方が多いそうですよ。
(あ、私たちは逆走していますが、先に銀閣に行って哲学の道を歩いて蹴上の方まで下りてくるルートがおすすめのコースだと運転手さんから教えていただきました♪)
土砂降りもいいところだったので銀閣の写真はまともに撮れていませんw
でも、夕立が止んだ後の景色と空気は「これぞ風流ってやつだ…」と思わざるをえませんでした。
うだるような暑さだった空気が一気に冷やされて、雨が止んだと同時にヒグラシが一斉に鳴きだしたのです。そして青々とした苔。
都会にいるとただのゲリラ豪雨としか思えないどころか「迷惑だな」としか思えないことも、土地が変わればこんなにも感じ方が違うものなのですね。
帰り道、哲学の道沿いに南禅寺の方へ歩いていたところ、可愛い和雑貨のお店があったので立ち寄ることに。
和紙を使った様々な小物が置いてあるお店で、ちょっとしたお土産探しにもおすすめです♪
晩御飯は四条河原町にあるBの階段さんへ!
ここ、土日は夜10時までやっているカフェで、京都の食材を使ったお茶漬けなどがいただけます。
以前、1人で京都に来た時に晩御飯を食べるところに迷っていたところ偶然見つけたお店で、今回もお邪魔してきました。京都での1人飯はお店、悩んじゃいますからね。おすすめです!
本当はこの時期、鴨川沿いには床が出ているので先斗町でご飯でもいいかなと思っていたのですが、お財布事情と私の体調事情によりお茶漬けに(笑)
優しいお出汁が胃に優しい…!ちなみにこのタコ(多幸)茶漬けの器は、錦天満宮で幸祈願の御祈祷をしているそうです。(これできっと幸せになれるぞ…!笑)
余談ではありますが、京の台所と呼ばれる「錦市場」も近いので、散策の途中で立ち寄るのもおすすめです!
こうして1日目が終わりました。
そして地獄のような暑さはこれからが本番なのでした…(続く)
<今回の散策ルート>
京都駅⇒京都御所(迎賓館)⇒出町柳⇒南禅寺⇒銀閣⇒蹴上⇒ホテル⇒四条河原町
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