そうだ 京都、行こう(後篇)
前篇の続きでやんす!
2日目。
朝、ホテルの部屋に差し込む…太陽の熱
おかしい…朝8時なのにこの暑さおかしい…。
そんなことを思いつつ、朝食を京都駅にあるアミーチさんでいただいてから2日目は宇治へ。
(ちなみにこのアミーチさん、朝6時から営業している上にモーニングの種類もめちゃくちゃ豊富!夜行バスや始発の新幹線で着いた時におすすめのお店です♪)
と、宇治に向かうその前に…。
私のリクエストで「藤森神社」に寄ってもらいました。
JR奈良線で京都駅から3駅(あまり観光客が来ない土地なんですけどね)。
実は平安遷都以前より祀られている古いお社さんで、5月5日に行われる藤森祭は菖蒲の節句発祥の祭と言われているそうです。
ちなみに藤森祭に奉納される駈馬(かけうま)神事が馬の神事であることから馬の神として信仰され、馬主、騎手、競馬ファンの祭典が毎年行われているとのこと。
あわせて読みたい(参考ページ):藤森神社縁起
私がこの神社のことを知ったきっかけは、某刀剣擬人化ゲームで自分の好きなキャラクター(刀剣)縁の神社だと知ったことから。(上の写真の左側、薄らとその刀剣の名前が見えますね 笑)
今回で訪れるのは2回目ですが、とても落ち着いた雰囲気の良い神社でお気に入りの場所です。
個人的には本殿の前に立って真っ直ぐ前を見た時の、あの感じがとても好きな神社(マニアックすぎて伝わらない)。
地元の方がふらりと立ち寄る場所にもなっているようで、そういった神社本来の役割というか、存在であるのがとても素敵だと思います。
お詣りをした後、刀剣のお守りと9月末まで授与されている刀剣の御朱印をいただいてきました。
(刀剣のお守りを手渡した後に、「これと…」と御朱印に視線を向けた時、「こちらの御朱印ですか?」とすぐに察していただいて本当にもう、ありがたいやら恥ずかしいやら…笑)
(ちなみに2月に訪れた際には、通常の御朱印をいただいております。藤森神社の神紋カッコいい…!)
そしてJRの駅までの坂道を汗だくで戻り、メインの宇治へ。
実は宇治も今まで一度も訪れたことがなかった場所。
うだるような暑さに歩幅も小さくなりながら(笑)
向かったのは「平等院」
10円硬貨にもデザインされている、おなじみの「平等院鳳凰堂」がある場所です。
建立されたのは平安時代後期。現在の色は当時のものを修復したものとなりますが、建物自体は当時のもの、もちろん国宝です。
いや、これは極楽浄土ですわ…。
と思わず感嘆を漏らしそうな美しさ。(しつこいけど、ぶっちゃけ暑さで今すぐにでも極楽浄土に行きたい気持ちだった…笑)
同敷地内にある平等院ミュージアム鳳翔館の展示はどれも魅力的なのですが、なかでも一番感動したのが「雲中供養菩薩像」!
展示室内に入った瞬間の感動は、出雲の古代出雲歴史博物館で銅矛の展示を見た時に匹敵するレベルでした。
館内は撮影禁止のため詳細は公式サイトからご確認ください。
その後、暑さにバテて立ち寄ったのが寺島屋彌兵衛商店さん。
美味しいグリーンティーをいただきました。冷たさと甘さがたまらん!
お店の方が「暑いから…」といって店内で休憩させていただいた上に、色々とお菓子や温かい宇治茶まで出していただいて、本当に本当に嬉しかったです。
自宅用に煎茶とグリーンティーを購入しました♪
そして宇治川を渡って向かったのが源氏物語ミュージアム
源氏物語の第3部の橋姫から夢浮橋までの十帖を「宇治十帖」と呼ぶのですが、名前のとおりこの十帖は宇治が物語の舞台なのです。
(テストには…出るかなぁ、全く出ないわけではないけれど、多分光源氏の時代の方が良く出題されるとは思う 笑)
そんな宇治十帖での物語を展示や映像で分かりやすく解説してくれている施設なので、古典が苦手な人にもおすすめのスポット。(もちろん十帖だけではなく光源氏時代の物語の前半についても解説されていますよ!)
そして最後は「宇治上神社」へ。
実はこの神社は世界遺産であると同時に本殿は現存最古の神社建築、拝殿・本殿ともに国宝です。
境内には宇治上神社や神社に関わる様々なことについて解説された用紙も置いてあるので、とても勉強になります。
宇治上神社の御朱印。一番スタンダードのものをいただいてきたのですが、この他にも季節限定のものやカラフルなものがあったりと、種類豊富でびっくりしました。
境内は広くないのですが、人がそこまで多くない場所なので落ち着いてお詣りできます。
(あと、どことなく清浄な空気を感じます…。湧水があるからかな?)
あ、神社から戻る途中でお昼ご飯食べました。そう、お昼ご飯。かき氷。
体調不良でダウンしていたためかき氷で精一杯だったのです(笑)
茶そば食べたかったよおおおおお!!!今度行った時は絶対食べる!!
時間も時間だったので、この後は京都駅に戻ってお土産を見てまわりました。
京都の代表的なお土産と言えば、やはり「八ッ橋」なのですが、我が家はみんな食べ飽きているし、甘味も食べ飽きてるし…って感じだったので、くみ上げ湯葉と西利の漬物、湯葉ちりめん、京野菜のスープという20代が買うようなものでないお土産ラインナップに(笑)
ちなみに東京に戻る前にドラッグストアに寄って冷えピタとポカリ買ったのはここだけの話(笑)
思えば終始「暑い」「体調悪い」しか書いてないけど!!笑
今回の旅行は人との出会いに本当に恵まれていて、
迎賓館前で色々と警備員の方に解説していただいたり、
南禅寺ではおじ様が水路閣の写真の撮り方を教えてくださった上に友人との写真を撮ってくださったり、
銀閣に向かうタクシーでは運転手さんから東山の巡り方を教えていただいたり、
銀閣では外国人の方に「写真撮りましょうか?」と声をかけていただいたり、
宇治ではお茶屋さんの方に優しくしていただいたり…(長いっ!)
色んな方の色んな優しさに触れた、とても幸せな旅でした。
そして一緒に行った友人とも色んな話ができて、とても実り多い旅行だったなぁと思います。
(“色んな”を使い過ぎている自覚はある 笑)
思えば友人とこうして旅行に行くことも今まであまりなかったなぁ…。
旅行する時は大体家族か、1人のことが多いので。
どこに行って何をするかだけじゃなくて、誰と行くのかということも旅の大切な要素の1つなんだなぁと思いました。
ちなみに来週あたりに日帰りで名古屋行ってきます。
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