巷で流行りの「刀剣乱舞」とは

こんばんは。Tmmです。

最近、刀のことしか書いてなかったので、まだよく知らない人のためにまとめてみました。



私のブログで、よく「某刀剣擬人化ゲーム」なんて書き方をよくしていますが、これ、言わずもがな「刀剣乱舞-ONLINE-」というオンラインゲームのことなんですよ。

名だたる名刀がイケメンに擬人化されていまして、そのキャラクターたちを育成・強化して敵を倒していく育成シュミレーションゲームです。

2015年1月のサービス開始以来、爆発的な登録者数を記録し一時新規登録をストップするほど注目された作品です。


現在では、アニメ、舞台、ミュージカルと幅広い展開を見せています。


<ストーリー>

西暦2205年、時の政府は過去へ干渉し歴史改変を目論む「歴史修正主義者」に対抗すべく、物に眠る想いや心を目覚めさせ力を引き出す能力を持つ「審神者(さにわ)」と、刀剣より生み出された付喪神「刀剣男士」を各時代へと送り込み、戦いを繰り広げる。



最近、各種メディアが日本刀に興味を持って、実物を見に博物館や美術館などに訪れるファンを「刀剣女子」なんてワードで取り上げる機会が増えていますが、これもこの作品が発端だったりします。

(オタク女子の探究心というのは、本当にすごいんですよ…いや、自分もなんだけど…笑)


そんな作品にドハマりした私は、例にもれず各地の博物館や美術館を訪れて実物を見に行くのはもちろん、縁のある神社に行ったり、コラボカフェに行ったり、舞台に行ったりと…

まぁ、あれです、

今、一番お金かけてる←



「擬人化」というのは遥か昔から日本にあるジャンルではありますが、モノに人の心を宿すことによってヒトがモノに感情移入してるってすごいことだと思うのです。


ちょっと話がそれますが、古来、日本では「八百万の神」というものがあって、自然のもの全てには神が宿っているという神道の考えに基づいているものなのですが、こういう「擬人化」もそういうところに繋がっているのかなと思うと、日本人のDNAにしっかり根付いているのかなとか思ったり。


あと、この作品について私が「あ、ここ面白いな」と思う部分は、様々なバックグラウンドを持つ刀剣たちにとって、元主(持ち主)を守りたい気持ちはどの刀剣にだってあるはずなのに、正史を守るために、歴史上“死ぬ”運命にある主の歴史を「正」として死にゆく様を見届けなければならないっていう部分なんです。

たとえば、戊辰戦争の際、函館で戦死した新選組の土方歳三。ゲーム内ではその現場に彼の愛刀である「和泉守兼定」と「堀川国広」を出陣させることもあったり…。

他にも、戦災や震災で焼失したり、一度焼けて再刃された刀にとっても、その出来事を受け入れなければいけない場面が出てきます。

こういう部分に、ただのイケメン擬人化じゃない奥深さを感じるんです!!(ゲーム自体はめちゃくちゃ簡単なんですけど 笑)


このゲームがきっかけで日本各地で刀剣が展示されたり、コラボ企画が実施されたりしていますが、新選組の局長 近藤勇と副長 土方歳三の刀が並べられて展示された際には、「局長と副長の刀が再会だよ!」なんて喜こんだり、同じ刀工によってつくられた鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎が400年の時を越えて一緒に展示されることを全力でお祝いしたり(笑)


無機物で感情も言葉も持たない刀剣に、こういう思いを抱けるのは擬人化あってこそだと思うし、擬人化コンテンツの力は偉大だなって思っています。


また、伝統技術の継承という観点でも、多くの人の関心が向くのは大変喜ばしいことだと思っています。




ちなみに、最近5分枠のこんな番組も始まりました。
ゲームのマスコットキャラクターがゲームに登場する刀を訪ねるという旅番組。
最初は「まじかよwww」なんて感じだったのですが、実際に見てみると短い時間ながらしっかりと刀のことについて解説されていて、とても勉強になる良い番組でした。

ゲームコンテンツから、こういった実用的な(?)というか、実物にまで対象を広げて、より理解を深められるようなコンテンツを提供しているところに、関係者がいちエンターテインメントだけに留まらないものを創り上げようとしているんだろうなということが感じ取れます。


元々歴史が好きな私とは相性が良いコンテンツではありますが、このコンテンツに出会えて、新たな世界を知ることができて、本当に良かったと思っています(個人的感想)。
ここで学んだことがまた誰かに伝わって、より多くの人に関心を持ってもらって、古来より日本人が大切にしてきたモノたちが、こらからも脈々と受け継がれていくことを願ってやみません。



さぁ、興味を持ったそこのあなたレッツトライ!
PCだけじゃなくアプリ版もあるので気軽に楽しめますよ!
※決して関係者の回し者ではありません(笑)


ひといろ

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