京都放浪記(3日目)
あっという間に3日目。
朝起きた瞬間から「東京帰りたくない病」を発病(笑)
新幹線の時間が16時台で少し早めだったので、寝坊することなく早起きをしました。
(旅行先くらい寝坊すれば良いものの、睡眠欲<行動欲が上回ってあまり遅起きが出来ないタイプ)
そんなこんなで朝9時には建勲神社にいました!
正式な読みは「たけいさおじんじゃ」ですが、一般的には「けんくんじんじゃ」と呼ばれ親しまれています。
ちなみに御祭神は織田信長公。船岡山の山頂にご鎮座しています。
実は、ここに来るまで建勲さんが船岡山にあることを知らないままでして(笑)
船岡山と言えば…
そう、遙かに縁のある土地!!!!
(ちなみにゲーム関係なく、京都に都が遷都された時から中国の五行思想に基づいて、船岡山は北を守る神・玄武にもたとえられていました。)
私以上の世代は、女性向け恋愛ゲームといえば「遙かシリーズ」なんですね。
現在、多種多様な乙女ゲームがリリースされていますが、私にとっては原点にして頂点。
そんなことはさておき、ひたすら階段を上っていきます。
朝から、しかもそこそこ寒い日に元気に標高112メートルを上ります(笑)
息切れ半端ない、日頃の運動不足を痛感www
建勲さんで御朱印をいただいたら半紙の代わりにこんな可愛いイラストをいただきました!
ううううう可愛いいいいいい!!!!
ちなみに、この時に1日目に藤森神社で授与していただいた御朱印帳を出したら「鶴さん持ってくる人、今日もう3人目だよ(笑)」って言われましたww
鶴さん大人気(゜∀゜)!!
建勲神社には織田信長ゆかりの刀である宗三左文字さんのパネル!
今川から織田へ。織田から豊臣、徳川と天下人の手を渡り歩いた名刀です。
粟田神社、社殿までの階段(というか坂)が意外と急なんだよな~と思いながら、ふと気づいてしまったのです。
粟田神社も山にある神社だった!!!
ということで、健脚(自称)を駆使して、勾配のある坂を上りました。
建勲神社と粟田神社を1日で回るのは、なかなかに体力を使うので健脚&体力がある方以外はあまりおすすめしません(笑)
粟田神社でお出迎えしてくれたのは、粟田口派の刀剣である一期一振(右)と秋田藤四郎(左)。
どちらも刀工 粟田口吉光の手で鍛えられた刀です。
なかでも一期一振は短刀の名手である吉光が鍛えた唯一の太刀として知られており、今は御物として、宮内庁で大切に保管されているそうです。
境内からは平安神宮の大鳥居を含め、北山を望むことができます。
この時期は遠くの方に薄らと雪で白んでいる山々が見えましたよ!
粟田神社は京都の東の出入口である粟田口に鎮座しているため、旅の安全を祈願をする人が多かったといいます。
ちなみに、粟田神社の参道のすぐ脇には粟田口の刀工 三条小鍛冶宗近や粟田口藤四郎吉光などを祀る「鍛冶神社」があります。
わりとスルーしがちな場所にありますので、お帰りの際は忘れずに!
(粟田神社の社務所では鍛冶神社の御朱印もいただくことが出来るのですが、刀の絵が描かれた朱印でとてもかっこいいのですよ!)
その後は、名前は知っていたけど今まで訪れたことがなかった知恩院へ。
特別公開もしっかり押さえておきましたよ!
(お堂に入ったら普通に法要していてビックリしたのは良い思い出。観光客が通って良いものかとビクビクしながらその前を通り過ぎましたww)
こちらは立派な三門。知恩院では「山門」ではなく「三門」と記すそうです。
円山公園や八坂神社側から来ると、この門を通って本堂に行くことになります。
(多分、本来はこっちが正規ルートな気がする 笑)
その後は烏丸御池に移動してBEL AMER 京都別邸へ!
母にお遣いを頼まれたんやで…。
見た目も素敵なチョコレートが並ぶ専門店。女性のお客さんで賑わっていました。
母に言われるまでこのお店のこと知らなかったんですけど(スイーツに興味ない系女子)、結構有名なお店らしいですね。
休憩がてら併設されているChocolat BARでお抹茶とショコラティエがセレクトしたボンボンショコラ1個のセットをいただいてきました。
なんてシャレオツなんだ…!!(だがしかし一人)
正直「雪月花」っていうデザートプレートと悩んだんですけどね…。主食(お昼ご飯)食べる前にスイーツを食べる気にならず(笑)
お隣の席の方はデザートプレートを召し上がってたんですけど、その場でアイス作ってもらってました!
(写真のチョコレートは「黒豆きなこ」。丹波黒豆きなこを使用しているガナッシュだそうです)
そうそう、このBEL AMERのある通りは「三条通」というところなのですが、レトロな建物があったり、オシャレな雑貨屋さんが立ち並ぶ場所なんです。
イノダコーヒーの本店さんをはじめ、おしゃれなカフェもたくさんあるので「何回か京都を訪れているから、ちょっと違ったところに行きたいな!」という人にはおすすめです。
参考: キナリノ
信長のお墓の横には本能寺の変で亡くなった家臣の名前が書かれた看板のようなものが立っているのですが、森蘭丸の名前も当たり前ですがそこにはあって、ちょっとグッと来てしまいました(大概 刀ステの影響)。
でも、史実の彼も18歳で亡くなってるわけですよ。
今とは全然世の中が違うと言えども、18歳の年若い人が主君のために命を落としていくって感覚、どんな感じなんだろうと考えてしまいます。
そんな本能寺、刀剣乱舞では織田にゆかりのある不動行光(左)と薬研藤四郎(右)のパネルが置いてありました!
(このパネルを撮る時、近くにいた忍者さんに「大将、よくぞ参られた!」と言われ「お、おう…。」となったのはここだけの話)
不動行光は信長の愛刀で酔っては自慢をしていたとされているそうで、その不動行光を一番の家臣である蘭丸に与えたという逸話もあります。
宝物殿もゆっくり見たあとに、「お昼食べてないや!」ということに気づき京都駅へ。
どこで食べようかとさまよってたどり着いた先は、創業約100年の京都の中華屋さんハマムラ。
京都駅の八条口側、みやこみちの一番奥にあるお店です。
15時という半端な時間のため店内に人が少なかったせいか、駅前店のせいか、ちょっとお急ぎだった私には嬉しいくらいスピード提供でした(笑)
ちなみに選んだのはゆず風味の鶏塩そば。とってもさっぱりしたお上品な味でした。
と、まぁすっかり放浪から時が経ってからの更新となりましたが、書いていたらまた京都に行きたくなってしまいました(笑)
京都の魅力って、もちろん古い町並みが残っているということ以外にも、街の真ん中には川が流れていて、少し歩けば自然が豊かな場所に出れるっていうところなのかなって思います。
東京は街のど真ん中をとおる大きな川もないので(笑)
あと東京の河川は総じて汚いww
私は鴨川を渡る時に空気をいっぱい吸い込むのが好きです。
水の流れって、“気の流れ”とも通じているものがあるなと思っていて、水があるだけでその場が清浄なものになるような感じがするんですよね。
京都はその昔、平安京が置かれた時に風水に基づいて造られたとされています。
当時は科学なんてない世界なので、迷信や信仰の類でしかないものではありますが、あながち間違いでもないのかなと思うのです。
そんな目に見えないパワーをしっかりいただいてから帰京しました。
まぁ、またすぐそのエネルギーも切れちゃうくらい働き倒しだと思うので(笑)
折を見つけてまた京都に行きたいと思います。
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