剣豪将軍 義輝
先日、舞台「剣豪将軍義輝~星を継ぎし者たちへ~」を観劇してきました。
こちらは同じく舞台「剣豪将軍義輝~戦国に輝く清爽の星~」の後編にあたる作品でして、半年空けての義輝でした。
※以下、ネタバレにならない程度の感想です
後編のパンフ(裏表紙には一筋の流れ星が描かれています)
ついでに前編のパンフ
いや、まさか、あんなに泣くとは思ってもいなかった(笑)
※化粧道具持っていくのを忘れてメイク崩れかけ&目を腫らして六本木から帰ってきた人
正直、前編は義輝の成長過程を描いているので、やきもきする場面もたくさんあったんです(笑)
ただ後編を見ると「あぁ、あの義輝があったからこその、後編の義輝なんだな」と素直に思えました。
「お飾り公方」「剣術もまともに出来ない」そんな義輝が、様々な人との出会いを通し、大切な人たちを守るための剣を手にいれたこと。強く生きようとしたこと。その姿がとても美しかったです。
後編の義輝は「征夷大将軍」として多くの人間の上に立つ立場で登場するんですけど、初っ端から「あれ、前編と違うぞ??」って感じてとてもワクワクしました。半年空いたといえども同じ人が演じて、ここまで空気が変わるのかと…。
それから、今回のもう1つの見所とも思えるのが「信長」と「家康」そして「木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)」の3名が揃うこと。
言わずもがな、日本の歴史上有名な3名であり、天下統一そして260年あまり続く徳川幕府の幕開けに繋がる人物たちと義輝との関係性。
信長に関しては、どちらかというと粗暴な面が強調され描かれることが多いように思うし、確かに義輝に出てくる信長も荒っぽいところはあるんです。だけど義輝が一目を置く存在であり、義輝に対して尊敬の念を抱きながらも我を通すところや、鉄砲職人に敬意を払う姿など、ただの荒くれ者ではない信長が描かれていたのが新鮮でした。その当時「新しいことをしよう」としていた信長の新たな一面が引き出されていたように思います。
また家康については幼いながら聡明で、しっかり者。“人質”である自分の立場を踏まえた上で行動している姿は、まさしく「鳴くまで待とうホトトギス」って言いそうだなと(笑)
今回は家康のセリフはそこまで多くなく、義輝に対してそして信長に対して、そしてこれからの世に対して、どういう想いを抱いていたのか…。個人的にもっと自分の中で掘り下げたいなと思いました。
(ちなみに藤吉郎は、「お前が天下統一するんか…」って感じなので、義輝に出てくる藤吉郎で天下統一までの道を観てみたい気もします 笑)
とにかく何が言いたいって
義輝最高だから当日券取って観に行ってください!!笑
もったいないよ~、めっちゃ良いよ~。前編観てるとより楽しめるけど後編だけでも1つの作品として楽しめるんじゃないかな~。
ちなみに、私は足利氏から分裂した庶家のうちの1つと同じ姓を持っています(義輝と直接関係があるかは不明、先祖についても現在詳細を調査中ですが…)。
そんな縁のある一族の義輝を自分の好きな役者さんが演じてくださったのが本当に嬉しかったです。
どうでも良い話ですが、パンフの一番後ろの方に載ってる染さん(染谷俊之さん)のインタビューのお写真がとても素敵だなって思いました!!
こういう路線を極めていただいても良いのですよ!!!←
全公演が終了してからネタバレ含む感想をこそっと更新しておきますねw
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