雅な文系名刀を見に行ってきました

ででん!!!

今回訪れたのは東京・目白台にある「永青文庫(えいせいぶんこ)」。

細川家に伝来する歴史資料や美術品の文化財を一般に公開している施設です。

なんで行ったかって??







「歌仙兼定」が公開されたんです!!!!!

「誰、それ?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、人ではありません、「日本刀」です。


細川忠興の愛刀「歌仙兼定(かせんかねさだ)」。

某刀剣擬人化ゲームがきっかけで知ってから、実物が見れる日を心待ちにしていたのですが、夏季展示として「歌仙兼定」が公開されることになりました。永青文庫さん、本当にありがとうございます…!!

ゲームではプレイ開始する時に一振り好きな刀を選ぶことが出来るのですが、私が選んだのがこの「歌仙兼定」でした。(完全に声優さん目当てです)

でもプレイヤーにとって最初に選んだキャラクターってすごく思い入れが深くて、親近感も愛着も湧くものなんですよね。


実物を見てみると、思っていたよりも小振りで細身。でも真っ直ぐでシュッとした美しさがありました(語彙力不足)。


この他にも様々な刀が展示されていて展示室内を見まわしたら、なんか圧倒されたよ…。

日本刀ってそこに飾ってあるだけで美しいし、空気もどこか緊張感があって、とにかく美しいんですな!!(語彙力不足)


公開当日からしばらくは館外まで列が出来るほどだったと聞いていたのでゆっくり見れないかなぁと思っていたところ、訪れた日はゆっくり見ることが出来ました。閑静な住宅街の中にあって落ち着いた雰囲気の素敵な場所だったので、定期的に訪れたいなぁと思いました。


ちなみに「歌仙」という名の由来は、忠興がこの刀で三十六人の家臣を手討ちにしたことから、三十六歌仙になぞらえ付けられたとされています。(美しい名前だと思ったら意外と血みどろであった…。笑)


そして永青文庫さんを出て案内に沿って歩いて行くと…

隣接する新江戸川公園の「松聲閣」にゲームに登場する歌仙兼定のパネルとキャラクターデザインをした絵師さんの描き下ろしイラストが展示されていました。

これが刀剣男士「歌仙兼定」。風流を愛する(自称)文系名刀

こんなイケメンに擬人化されてるけど、そこで「歌仙」の名前の由来ですよ…。

ゲームの中でもこんな優しそうな見た目をしながら

「首を差し出せ。」

とか言いますからね、この人(笑)





ゲームというコンテンツを通じて実物や歴史に関心が高まって、色んなところで良い影響が出てくるのは本当に素敵なことだなぁと思っています。

実際にこのゲームがリリースされてから、日本各地の博物館や美術館、イベントに多くのファンが訪れているそうです。


この国には何百年、何千年と受け継がれてきたものが数多く残されています。

当時のものをそのままということはなかなか難しいのですが、時を経ても何らかの形で確かめることが出来ます。

それは勝手に残ってきたのではなく、守ってきた誰かがいるから。

今回、「歌仙兼定」を見ることが出来たのも色々な人の手に渡りながらも大切にされてきたことの証拠だと思います。

こうして関心が高まることによって、これから先も多くのものたちが受け継がれていけば良いなと思うのでした。


「歌仙兼定」は10月2日まで公開されているので、足を運んで歴史を感じてみてはいかがでしょうか(・∀・)ノ


ひといろ

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